ブログのテーマ
メールで読みたいテーマを募集したところ、やっぱり多いのは『金田一少年』などのトリックの発想法ですね。
それって、けっこう難しい話で、決まった法則なんかはないんです。
このパターンにはまると出てくる、みたいなことがあるといいんですけど。
でも、強いて言うなら『気分転換』かな。
そろそろ出ないとヤバい、なんて時に、気分転換に歩いたり、別の用事で外に出たりすると、フッ、と出たりすることがあります。
そういうエピソードは今日発売になる『探偵学園Q THE LAST MYSTERY』の中で、トマちゃんが語ってくれてますから、そちらも読んでみてください。
ネタ集めは、本当に日常の中からですね。
新聞や雑誌、書籍、漫画、映画、テレビ……などなんでもありです。
パズルのピースをバラバラに拾い集めて、ある時ネタにならないかな、と思っていじっていると、おや?なんか絵になってきたぞ、みたいな?
トリックに限ったことではないですが。
そうそう。これだけは言えると思います。
作家を始めとするとするクリエーターになりたい人にアドバイスしておきたいのは、他人の創った物を楽しむ心を持とう、ということです。
批判ばかりしている人は、まずモノ創りには向いていません。
なぜなら、批判は多かれ少なかれ、『アラ探し』をすることで成立しているのに対して、面白い物というのは、概してアラをたくさんもっているからです。ドラマでも映画でも小説でも、もちろん漫画も、面白いヒットした作品ほど、ツッコミ所満載なんです。でもそれ以上に、インパクトのある個性と新しさ、そして意外性をもってもいる。
そういう面白さを素直に楽しめない人に、他人を楽しませるものが創れるはずもありません。
本格ミステリなんか、面白いと評判の作品ほどトリックの正当性とか言い出すと穴ダラケだったりしますよ。でも、やっぱり印象に残るし面白い。マニアだけのものではない、何かがあるんです。だから、ヒットする。
そして、ヒット作を生み出すためには、アラやツッコミ所や少々の無理をただしていく作業はほとんど必要なく、逆にそれをやりすぎるとせっかくの面白さが消えてしまうことも少なくないんです。もちろん、アラを残すのも程度問題ですけど(笑)。
私の周りでも、なんでもかんでもケナす、クサす人より、これが今サイコーに面白いとリスペクトするのが好きでなおかつ巧い人が、いい作家になったり編集者として成功しています。これはもう、経験的に間違いない事実です。
自分以外の誰かの作品を単純に楽しむ『能力』が、クリエーターになる素質でもあるんです。他人の創ったものの面白い部分を見つけて表現するのが巧い人は、自分の創るものでもそれができるということでしょうか。
いかがですか? みなさんは、他人の創ったもの(友達のものでもなんでも)を、素直に楽しめていますか?
明日はまた少し、いただいたメールの紹介をしようかな。
さて、本日10月17日は、『探偵学園Q』最終巻の発売です。
コミックス派のみなさん、最終回の感想もぜひ、メールでくださいね。
悲しいけれど、未来への希望に満ちたラストだと自負しています。
購入はこちらからどうぞ↓
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/17
- メディア: コミック
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また、同時に発売になる、探偵学園Q THE LAST MYSTERY
のことはご存じですか?
私が信頼しているライターの方が気合をいれてまとめてくれた、素晴らしいネタ本です。
このシリーズはだいたい読んで損のない出来ですが、『Q』については最後ということで、私もいろんな裏話を語り尽くしております。
ご期待ください。
カバーは↓
探偵学園Q(キュウ) the last mystery (KCデラックス)
- 作者: 天樹征丸,さとうふみや
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/17
- メディア: コミック
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おっと忘れてた。新装版のノベルス『鬼火島殺人事件』も発売中です!
↓
- 作者: 天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10
- メディア: コミック
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『ゲンジ物語』パソコン配信が開始されています。携帯配信では第二話も、講読開始になってます。
第二話はちょっと本格仕立てです。トリッキーなストーリーですので、第一回配信分から『伏線』なんかが用意されてたりもします。気をつけて読んでください。
『ゲンジ物語』
第一話 〜蝶の葬送〜
第二話 〜死神の接吻(くちづけ)〜
携帯&PCにて配信中
上記URL↑または、携帯のメニューからもアクセスできます。詳しくはこの後に↓
約1ヶ月分の1エピソードが300円で購入できます。本屋さんにいくバス代往復くらいかな? 携帯の場合は一週間に一回、毎週木曜の配信で、4回〜5回で1エピソードが終了、そしてこの先も読みたいと思っていただけた場合は、最後の回の配信時点で次のエピソードの第1回を購入できるようにしました。10月6日より開始されたPC配信は、1エピソードを月イチで丸ごと一回で購入できます。
また第一話(4回分)を購入された方は、特別付録として『金田一少年の事件簿 〜オペラ座館・第三の殺人〜』の第一話シナリオを読んでいただくことができるようになっています。門外不出の漫画シナリオです。ここでしか絶対に読めません。どうやって漫画ができているのか、漫画のシナリオって、どんなだろう、なんて興味で読まれるのもアリですが、もしかするとシナリオならではの描写の中に、今回の謎のヒントにつながる部分があるかもしれませんよ。もちろん、なにげない記述をヒントに結びつけることができるか否かもみなさんの推理力次第です。どうぞ、こちらもお楽しみに。
第二話には、田島昭宇先生のクールなイメージイラストの待ち受けかPCの場合は壁紙が付録でついてきます。
★携帯のメニューから購入画面にアクセスする場合
【NTT DoCoMo店】
メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌/小説→小説/コミック→電子書店パピレス
【KDDI店】
トップメニュー→カテゴリで探す→電子書籍→総合→電子書店パピレスDX
【Vodafone店】
メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌→電子書籍→電子書店パピレス
日経新聞↓
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=109727&lindID=1
毎日新聞↓
http://www.mangatown.mainichi.jp/portal/press/0119/02/
金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件 (講談社コミックス)
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/12/17
- メディア: コミック
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『オペラ座館三部作』の二作目、『オペラ座館・新たなる殺人』の新装版ノベルスも、発売になってます。
新装版 金田一少年の事件簿 オペラ座館・新たなる殺人 (Magazine Novels)
- 作者: 天樹征丸,さとうふみや
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: コミック
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サイコバスターズ↓完結第3巻(最新刊)発売中! ↓をクリックで買えます!
サイコバスターズ(3) (YA! ENTERTAINMENT)
- 作者: 青樹佑夜,綾峰欄人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 21回
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謎のリンク(ともかく訪ねてみよう)
http://d.hatena.ne.jp/sijimi217/