今日は解答編の打ち合わせ

午後から、『オペラ座館・第三の殺人』の解答編一話目の打ち合わせに入ります。
ここからは、犯人が考えていたことをどこまで書くかがポイントになります。
実は、この漫画に関しては『もし、こうなったらどうするつもりだったか』という問いかけには、『それはこうやってかわすつもりだった』みたいな答えをあらゆるケースを想定して用意しているのですが、それをすべて書いていくとテンポは悪くなるし説明くさくなるので、とてもできない。あくまでエンターテイメントですから、そこは面白さ優先で割愛していくことになります。でも、そのバランスが難しいんです、解答編は。
原作段階ではちょっと説明過多に書いてあるので、そこからネーム(絵コンテ)で削りこんでいく必要があって……あっ、それは私ではなくて編集のトマちゃんやキバヤシ氏の仕事ですから、まあまかせておけばいいんですが。ははは。

昨日は『ゲンジ物語』がけっこう進みました。
ちょっとエグい殺人のシーンから入ります。まあそんなにエグくは書いてないですけど、やってることはスプラッタです。今回も、『冬夜』は登場させる予定です。
そして、少しずつゲンジとの関わりも見えてくるようにしたいです。


今日はまた、このブログのラストに、ファンの方からのメールを少々転載させていただきます。


さて、10月17日、『探偵学園Q』最終巻が発売になりました

コミックス派のみなさん、最終回の感想もぜひ、メールでくださいね。
悲しいけれど、未来への希望に満ちたラストだと自負しています。
購入はこちらからどうぞ↓

探偵学園Q(22)<完> (講談社コミックス)

探偵学園Q(22)<完> (講談社コミックス)


また、同時に発売になった、探偵学園Q THE LAST MYSTERY
のことはご存じですか?
私が信頼しているライターの方が気合をいれてまとめてくれた、素晴らしいネタ本です。
このシリーズはだいたい読んで損のない出来ですが、『Q』については最後ということで、私もいろんな裏話を語り尽くしております。
ご期待ください。
購入は↓からどうぞ。

探偵学園Q(キュウ) the last mystery (KCデラックス)

探偵学園Q(キュウ) the last mystery (KCデラックス)

おっと忘れてた。新装版のノベルス『鬼火島殺人事件』も発売中です!


『ゲンジ物語』パソコン配信が開始されています。携帯配信では第二話も、講読開始になってます。
第二話はちょっと本格仕立てです。トリッキーなストーリーですので、第一回配信分から『伏線』なんかが用意されてたりもします。気をつけて読んでください。



『ゲンジ物語』
      第一話 〜蝶の葬送〜 
      第二話 〜死神の接吻(くちづけ)〜

           携帯&PCにて配信中

URL: http://genji.papy.co.jp/

上記URL↑または、携帯のメニューからもアクセスできます。詳しくはこの後に↓


約1ヶ月分の1エピソードが300円で購入できます。本屋さんにいくバス代往復くらいかな? 携帯の場合は一週間に一回、毎週木曜の配信で、4回〜5回で1エピソードが終了、そしてこの先も読みたいと思っていただけた場合は、最後の回の配信時点で次のエピソードの第1回を購入できるようにしました。10月6日より開始されたPC配信は、1エピソードを月イチで丸ごと一回で購入できます。
また第一話(4回分)を購入された方は、特別付録として金田一少年の事件簿 〜オペラ座館・第三の殺人〜』の第一話シナリオを読んでいただくことができるようになっています。門外不出の漫画シナリオです。ここでしか絶対に読めません。どうやって漫画ができているのか、漫画のシナリオって、どんなだろう、なんて興味で読まれるのもアリですが、もしかするとシナリオならではの描写の中に、今回の謎のヒントにつながる部分があるかもしれませんよ。もちろん、なにげない記述をヒントに結びつけることができるか否かもみなさんの推理力次第です。どうぞ、こちらもお楽しみに。
第二話には、田島昭宇先生のクールなイメージイラストの待ち受けかPCの場合は壁紙が付録でついてきます。


★携帯のメニューから購入画面にアクセスする場合

【NTT DoCoMo店】
 メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌/小説→小説/コミック→電子書店パピレス
KDDI店】
 トップメニュー→カテゴリで探す→電子書籍→総合→電子書店パピレスDX
【Vodafone店】
 メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌→電子書籍→電子書店パピレス

★携帯アクセスの補助ツール
QRコード:
 

日経新聞
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=109727&lindID=1

毎日新聞
http://www.mangatown.mainichi.jp/portal/press/0119/02/


↑ドラマ『吸血鬼伝説殺人事件』原作本です!


オペラ座館三部作』の二作目、オペラ座館・新たなる殺人』の新装版ノベルスも、発売になってます。

読まれていない方は、こちらからどうぞ。ごらんのように、亀梨くんのかっこいいオビ付きです。


サイコバスターズ↓完結第3巻(最新刊)発売中! ↓をクリックで買えます!

サイコバスターズ(3) (YA! ENTERTAINMENT)

サイコバスターズ(3) (YA! ENTERTAINMENT)

謎のリンク(ともかく訪ねてみよう)

http://d.hatena.ne.jp/sijimi217/

http://blog.goo.ne.jp/toofu001

http://d.hatena.ne.jp/agitadashi/



★下は、ファンの方からのメールです。いつもありがとう!


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★初めまして!いつも楽しくブログを拝見させて頂いています。大学生のあちゃみと申します。

今回の先生の試みを非常に嬉しく思います。読者側の意見を聞いてくださる原作者ってそうそういないのではないでしょうか?

私が一番知りたいのは先生のトリックの発想方法です。奇想天外なトリックをあんなにもポンポン発想できる頭の構造を知ってみたいです(笑)

以前、ブログでもお書きになられていたと思いますが、身近なものから考えているっておっしゃっていましたが、身近なものからどうやってトリックに転用させているのかプロセスを是非知ってみたいと思います。

先生はプロですが、そういったトリックの発想は私たち素人でも可能なんでしょうか(もちろん殺人なんかは起こしませんが(笑))

私が先生の作品と出会ったのは云うまでもなく、「金田一」です。

当時小学生だった私が、たまたま父が買ってきた単行本 を読み、面白いと思ったのが始まりです。

それから時を同じくしてドラマが始まり、アニメや小説も出始め、ほぼ 全て「金田一」に関するものは持っています。

金田一」の良さはトリックの明瞭さと一ちゃんの犯人に対する救いの言葉です。

トリックの中身自体はもちろん難しいんですが、一ちゃんの謎解きのシーンで一回読んだだけでほぼ トリックの構造が分かるのは、読者としては分かりやすくて助かります。天樹先生のしっかりしたプロットにさとう先生の画力が加わってなせる業ですよね?

そして最後をぐちゃぐちゃな状態で終わらせるのではなく、どうしようもない状態で殺人に手を染めてしまった犯人に対しての諭しの言葉は、読者にも安心感を与えていると思います。その結果として犯人が(もしくはその近しい人が)自ら死に手をかけても(ex.黒死蝶など)、「そんなの絶対間違っている」と一の正義感溢れる言葉が「金田一」を長続きさせている秘訣だと思います。

でなければ小学生だった私が殺人事件をモチーフに展開している漫画にハマるわけありませんでしたから(笑)

長くなりましたが、今回の「金田一」は12月で一旦終了のようですが、できるだけ早く復活してください(読者の我儘??)。一ちゃんとは長い期間関わっていたいんです。そして今度は明智さんも登場させてほしいです☆最近ゴブサタですよね?ワンポイントでしかでてないので、短編でもかまわないので彼の活躍もみたいです(もちろん一ちゃんもです!)

そして「Q」の最終巻も楽しみにしています。月曜に出たら速攻買います。キュウとリュウのその後も気になるし、団先生の容態(私は復活するのではと思いますが)、冥王星・・・。最初のトリックと真犯人はわからないですが(いろいろ検討はしているんですが・・・)、ハデスが誰に化けているかはなんとなくわかった気がします。とにかく最後、楽しみでしかたがありません。

それでは長文をお読み頂きありがとうございました。近いうち「Q」の感想を書くと思いますがよろしくお願い致します。また先生の良い作品と出会えること楽しみにしています。


★こんばんは、はじめまして!
群馬県在住の主婦で、ハンドルネーム『きみきみ』と申します。
97年頃、マガジンを読み始め、以来、金田一少年ファンです。
先生のblogは私の巡回blogの一つで、いつも楽しく拝見しております。

blogのことですが、
このblogでしか知ることの出来ない情報は、やはりそそられますので(笑)、
今だから話せる作品裏話、ストーリー(トリック)の発想方法、
なぜ作家という職業を選ばれたのか、など
差し支えない程度でお話いただけると嬉しいです。
でも正直、作品に関する話ばかりですと、失礼ながら
閲覧者も(少なくとも私は)あまり肩の力が抜けないような気がします。
時には、作品や職業とは全く関係のない、先生の日常や趣味のことなど
(キノコのお話のようなもの)も楽しく交えていただけたら、
先生のお人柄を身近に感じることが出来て、
例えば、今まで先生の作品を読まれたことがない方も
作品に対する興味が深まって行くのかな〜なんて思います。


★メールでははじめまして。
以前、ブログにコメントをいただいた都鞠です。


ブログでやっていただきたい内容としてはやはり、
金田一少年の裏話・トリックの発想・小説の書き方
などが聞きたいとは思うのですが、
そういう金田一ファンとしての僕ではないところでは
漫画の原作者にはどうやったらなれるのか?
ということについて教えて欲しいです。

とあるミステリのトリックを思いついたのですが、
考えてみると小説で書くよりも漫画の方が
適しているトリックだと思うんです。
ところが、いろんな漫画雑誌を見てみても、
漫画家になる方法はあっても、原作者になる方法は書いてないのです(笑)
というわけで、もしそんな方法があるのでしたら教えて下さると幸いです。


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★★これからもメール、お待ちしています。

お返事は余裕のあるときにしか出せません、ゴメンナサイ。

でも、ぜったいに読んでいます。それはお約束できます。

こちらまで、ご意見ご感想、そしてブログで書いてほしいテーマなど、送ってみてください。スパム防止のために制限をかけていますので、フリーメール以外でお願いします。

アドレスは、

amagiseimaru@mail.goo.ne.jp

になります。