何かを生み出していきたいという気持ち
他人の作品を純粋に楽しもう、みたいな私の提案に、たくさんのブログ読者の方が共感してくださっているようで、とても嬉しいです。ありがとう。きっとみなさんの未来は明るいと思います。『はてな』のみんなも言ってたけれど、そういう考え方はたとえクリエーターを目指す人間でなくても、きっと役に立つに違いありません。世に言うクリエーターでなくても、『何かを生み出していきたい』という気持ちをもっている人とそうでない人では、先の人生の充実に大きな差が出てくることはいうまでもありませんから。
この反響を踏まえて、これからもたまに『そういう話』をしていきたいと思っています。
なにかを生み出していきたいという気持ちは、人間の本能に近い欲求じゃないかと思っています。なぜなら、子供たちの多くは紙とエンピツとハサミとセロテープを与えると、誰もなにも言わなくてもいろんなものを作り始める。そして、「できた!」と目を輝かせて周囲の大人に自慢するのです。
ところが大人になっていくにしたがって、そういう欲求は次第に失われていく。
私は、人がなにかを生み出したいという気持ちを失っていくきっかけの一つは、『批判にさらされること』なのではないかと考えています。
せっかく絵を描いても『下手くそねえ』と親が笑えば、それをきっかけに子供は絵を書くのが嫌いになり苦手になっていくかもしれません。逆ももちろんあるでしょう。しかし、子供の絵というのは大人から見ればたいがいは下手くそに見えるわけで、思わず笑っちゃう親とかのほうが多いんじゃないかな。文章にしたってそうです。子供の書く文章というのは、本当に驚きがあります。でも、大人からみれば字が汚いことや『てにをは』が拙いことが気になって、つい注文をつけたくなる。文法はあとから身につくのだと思えば、ここで『いいところを探してただ褒める』というほうが、その子供の将来のためになるようにも思うのですが、いかがでしょう。
実はこの考え方は中学生、高校生、あるいは大人にも通ずるように思います。
まあ、いい大人でしかもプロのクリエーターともなれば、ちょっと『くさされた』くらいでやる気をなくしてしまうようなことは、あまりないとは思うのですが、新人作家なんかはそれっきりになってしまうこともある。
他人を『くさす』大人は、昔もしかしたら誰かに自分の作品なりなんなりを貶められた経験があるのかもしれません。負の連鎖ですね、まさに。
この負の連鎖は、周囲のためにはもちろん、自分のためにこそなるべく早く断ち切るべきなんです。他人の創ったものを『くさす』ことで、自分のほうがどんどんモノを創れない人間になっていくからです。(その理由は何度も述べていますので省きます)
クリエーターに限らず、新しい何かを生み出せない人間は社会人として成功するのが難しい世の中になってきているだけに、それって、とても怖いことのように思えるのですが、いかがでしょう。
……あっ。いけない、またこんなに。
では、また。
『ゲンジ物語』パソコン配信が開始されています。携帯配信では第二話も、講読開始になってます。
第二話はちょっと本格仕立てです。トリッキーなストーリーですので、第一回配信分から『伏線』なんかが用意されてたりもします。気をつけて読んでください。
『ゲンジ物語』
第一話 〜蝶の葬送〜
第二話 〜死神の接吻(くちづけ)〜
携帯&PCにて配信中
上記URL↑または、携帯のメニューからもアクセスできます。詳しくはこの後に↓
約1ヶ月分の1エピソードが300円で購入できます。本屋さんにいくバス代往復くらいかな? 携帯の場合は一週間に一回、毎週木曜の配信で、4回〜5回で1エピソードが終了、そしてこの先も読みたいと思っていただけた場合は、最後の回の配信時点で次のエピソードの第1回を購入できるようにしました。10月6日より開始されたPC配信は、1エピソードを月イチで丸ごと一回で購入できます。
また第一話(4回分)を購入された方は、特別付録として『金田一少年の事件簿 〜オペラ座館・第三の殺人〜』の第一話シナリオを読んでいただくことができるようになっています。門外不出の漫画シナリオです。ここでしか絶対に読めません。どうやって漫画ができているのか、漫画のシナリオって、どんなだろう、なんて興味で読まれるのもアリですが、もしかするとシナリオならではの描写の中に、今回の謎のヒントにつながる部分があるかもしれませんよ。もちろん、なにげない記述をヒントに結びつけることができるか否かもみなさんの推理力次第です。どうぞ、こちらもお楽しみに。
第二話には、田島昭宇先生のクールなイメージイラストの待ち受けかPCの場合は壁紙が付録でついてきます。
★携帯のメニューから購入画面にアクセスする場合
【NTT DoCoMo店】
メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌/小説→小説/コミック→電子書店パピレス
【KDDI店】
トップメニュー→カテゴリで探す→電子書籍→総合→電子書店パピレスDX
【Vodafone店】
メニューリスト→TV/ラジオ/雑誌→電子書籍→電子書店パピレス
日経新聞↓
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=109727&lindID=1
毎日新聞↓
http://www.mangatown.mainichi.jp/portal/press/0119/02/
10月17日、『探偵学園Q』最終巻が発売になりました。
コミックス派のみなさん、最終回の感想もぜひ、メールでくださいね。
悲しいけれど、未来への希望に満ちたラストだと自負しています。
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- 作者: さとうふみや,天樹征丸
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また、同時に発売になった、探偵学園Q THE LAST MYSTERY
のことはご存じですか?
私が信頼しているライターの方が気合をいれてまとめてくれた、素晴らしいネタ本です。
このシリーズはだいたい読んで損のない出来ですが、『Q』については最後ということで、私もいろんな裏話を語り尽くしております。
ご期待ください。
カバーは↓
購入は↓からどうぞ。
探偵学園Q(キュウ) the last mystery (KCデラックス)
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おっと忘れてた。新装版のノベルス『鬼火島殺人事件』も発売中です!
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金田一少年の事件簿 吸血鬼伝説殺人事件 (講談社コミックス)
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謎のリンク(ともかく訪ねてみよう)
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