普通の感性を持っていることを、もっと誇っていいと思う


ほんとうに久しぶりに、ここに書き込みます。
もはや日記とは言えない頻度になりましたが、まだやめたわけじゃないので、たまに見に来てください。

別に何か書きたいことがあって、急にここを開けたわけじゃないので、いつも通り雑然と書きます。
もう終わっちゃいましたが、ドラマ『ROOKIES』の話を少ししようかな。
あの新枠で、驚異的な視聴率を叩き出したことで業界ではすごい話題になりましたが、
かくいう私も、久しぶりに自分に関係ないドラマを一回も欠かさずに観た気がします。
こうなるんだろうな、とわかっていても、いや、わかっているからこその期待感。
その期待感にきちんと応えてくれる展開。
ドラマ創りの基本だけど、最近のドラマが忘れてしまっていたモノを見せてくれた気がしました。
たとえばですが、ここで気持ちよく勝たなきゃいけないところで負けてちゃ、観てる側は(読んでる側も)、
普通はがっかりするでしょ、だから期待を裏切っちゃダメ、という基本中の基本が、
偏った少数派の意見をネットなどで目にする機会が増えたせいもあって、作り手の中で歪んできているんですね。
少数派の意見をメジャーが必要以上に取り入れるのは危険です。
だって本質的には理解できっこないわけですから。
少数派の感性や意見を否定はしませんし、私自身にもあるジャンルにおいては少数派な部分が多々あるわけですが、
そういう集団にウケる感性は、もとからそのカテゴリに属する人たちのものであって、無理に取り込もうとせずに、
彼らに任せておけばいいんじゃないでしょうか。
逆にいえば普通の人が喜ぶツボは普通の人だからわかるわけで、そこに普遍的な価値があることを誇っていいと思う。
無理をしてマニアックに作ったり語ったりする必要はないんじゃないかな。
実はこれ、クリエーターに限った話じゃないです。
人が面白がっていないマニアックなものを「好き」というのは、なんとなくカッコイイし、
頭がよさそうに見えますけど、本当はどうなんでしょう。
孤独な感性をもってるだけなのかもしれないし、
あるいは、その人もただ格好をつけてるだけなのかもしれません。
歪んだスノビズムは、もういいんじゃないですか。
普通でなにがいけないんですか。
モテる人も友達が多い人も仕事が出来る人も、本当に幸せなのはいつの世も、
普通の感覚でみんなと楽しく話せる普通の人たちじゃないですか。
「オレ、普通だから」「あたし、普通よ」と胸を張ろうよ。
(お、これをタイトルにしよう)
『ベタ』という言葉を必要以上に気にするようになってから、メジャーに身を置くクリエーターたちはどこか、
自信を失ったようなモノ創りをし続けていたような気がします。
『ROOKIES』は、それが間違っていると教えてくれた、感動のドラマでした。
役者さんもプロデューサーもディレクターも、
周りを気にせず好きでやってるんだろうなぁ、というエネルギーを感じる作品だったと思います。
評価を気にしながらでなく、作り手の思いを込めてドラマを紡いでいく。
そういう手法に、いちど立ち返ってみるべきなのかもしれませんね。
なかなか難しいですが。
私、および私の分身たちがやっている仕事の中で、もっともそういう度合いが高い作品は、
たぶん『神の雫』でしょう。
好きなワインの話ですし、何か余計なことを狙ったり頭をひねって工夫を凝らしたりもせず、
姉と二人でワインを飲みながら、ワイワイ楽しくやってます。
周囲の評価とか、アンケートの人気さえもまったく気にしないで書くから、気持ちも楽です。
でも、幸運なことに皆さんのおかげで結果はついてきてくれてますし、この漫画に関しては最後までこのやり方でいこう、と思ってます。
この作品、フランス語版が4月に出ましたが、向こうでもよく売れています。
フランスの著名なワイン評論家が高く評価してくれたという話で、そのせいもあってか、
なんと、当地のワイン学校で講師の方が講習生に勧めてくれているそうです。
韓国、中国圏の次はいよいよヨーロッパか、と編集部では盛り上がっているみたい。
わくわくするなぁ。おっと……気にしない気にしない。マイペースでこれからも書いていきます。

それとご報告。
昨日か一昨日にオープンになりましたが、
神の雫は、韓国でドラマになります。
楽しみにしていてください。


週刊女性自身で連載した小説、『リインカーネイション 恋愛輪廻』の単行本が発売になっております。
どういうモノかは、あえて触れません。
↓ここを読んでいただいて、
http://kappa-novels.seesaa.net/archives/200704-1.html
↓ここにいってもらえれば、まあ、わかるのではないかと……(笑)。

リインカーネイション 恋愛輪廻

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↓ここでも買えます
http://www.7andy.jp/books/search_result/-/kword_in/%83%8A%83%43%83%93%83%4A%81%5B%83%6C%83%43%83%56%83%87%83%93?OVRAW=%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&OVKEY=%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&OVMTC=standard&OVADID=10436792541&OVKWID=92400451041

ちなみにワインを通じての友人でもあるヨン様ことペ・ヨンジュンさんの帯つきで日本で出版されていて、
韓国でも翻訳出版されています。

……え? ヨン様ってどんな人かって?
みなさんが想像されている通り、あのまんまの素敵な人ですよ。
たとえば、こんなエピソードがあります。
僕たちが編集スタッフと一緒に彼とワインを飲んでいた時のこと。
すっかり酔ってもいて、僕なんかはもう、そうなると気の利かない人間なので、
隣で編集スタッフが出た料理に手が届かずにいることなんか、
全然気づかないでいました。(ゴメン)
するとヨンジュンさんはスッと手を伸ばして、お皿に料理をとって、
僕たちの編集スタッフに料理をとってくれたんです。
あとで彼らの感動していたこと。
いい人ですねえ〜っ、てもう、メロメロ。
しかもその時のヨンジュンさんは、けっこう酔ってて、
何か自分をよく見せようとしてやったってことは、
絶対なかった状況です。
天然ですね、あれは。
そういう人なんです。

まあ、ちょっとワイン飲んでるんで、書いちゃいました。
あとで消すかも。照れ屋のヨンジュンさんが、嫌がるかもしれないので。



勝手リンクですが、ブログに感想を書いてくださってる方も、けっこう出てきてます。

http://hidebook.seesaa.net/article/44328185.html

http://datedaterock.blogspot.com/2007/10/blog-post_24.html

http://blogs.yahoo.co.jp/stellachiesa/20048221.html

http://kakashisan.jugem.jp/?eid=241

http://d.hatena.ne.jp/tomariryuka/20070510/p2

http://soudaiseinomattari.blog102.fc2.com/blog-entry-16.html

http://blogs.yahoo.co.jp/momo441942/33092339.html

http://www.yamada.st/archives/2007/10/20_comics.php



中日新聞東京新聞に『ビット・トレーダー』の書評が載っています。
インターネット上にも記事がアップされていましたので、
URLを貼らせていただきます。
http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2007110402.html


産経新聞にも書評が載りました! ありがとうございます!
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/071215/bks0712150853011-n1.htm


朝日新聞のサイトに載った記事です↓
http://www.asahi.com/komimi/TKY200711120219.html


アマゾンです↓

ビット・トレーダー

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『ビット・トレーダー』感想をいただいているブログの勝手リンク↓

http://ameblo.jp/shibuya/entry-10056626508.html
http://financalcashflow.blog69.fc2.com/blog-entry-23.html
http://ameblo.jp/bearbooks/entry-10062039822.html
http://ameblo.jp/ir77/entry-10060787938.html
http://ameblo.jp/manila-ceo/entry-10059627891.html
http://get-set-go.blogzine.jp/myway/2007/12/post_1586_4.html
http://d.hatena.ne.jp/play-wrighter/20071212
http://ameblo.jp/hirotax/entry-10060297383.html
http://kano.ybl.jp/blog.php?id=325655
http://ameblo.jp/dsbooks/entry-10059696311.html
http://plaza.rakuten.co.jp/jnoheya/diary/200712080000/
http://demaecan.blog89.fc2.com/blog-entry-98.html
http://blog.hanazaki.org/mt/archives2/2007/11/post_1004.html
http://deep-don.asablo.jp/blog/2007/11/18/2445598
http://poems.jugem.jp/?eid=163
http://lunalight.exblog.jp/6392783/
http://d.hatena.ne.jp/sijimi217/20071022
http://mamasansyatyou.at.webry.info/200710/article_29.html
http://ameblo.jp/ujigawa/entry-10055519585.html
http://blogs.yahoo.co.jp/wfkjf202/24519426.html
http://ameblo.jp/masahikotaira/entry-10053634050.html
http://mono-logue.at.webry.info/200711/article_30.html
http://deep-knowledge.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_7f58.html
http://d.hatena.ne.jp/tomariryuka/20071017/p1
http://datedaterock.blogspot.com/2007/11/blog-post_3444.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kitokaramomo/23725456.html
http://plaza.rakuten.co.jp/masahari/diary/200711050000
http://blog.livedoor.jp/toratora100000000/archives/51778600.html
http://blog.goo.ne.jp/tendollor/e/2b225ca2290d0cd24436ff1c8f34cc5f
http://blog.goo.ne.jp/miracle-phoenix/e/e50fb81763008e8c63d47fe2a54d6c5a
http://plaza.rakuten.co.jp/naoppi820/diary/200710160000
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