今日、高尾山に登ってきました
なぜ高尾山?
手頃だからです。
なかなか良かったですよ。えっ? なにがって?
いい運動になったし、すがすがしい気持ちになれました。
この夏休みのいい思い出となることでしょう。
ヨーロッパ、ハワイ、ニューヨーク、オーストラリアもいいけれど、
やっぱり高尾山ですよ。
だまされたと思って、一度いってみてください。
子供のころ、遠足でいったあの日の思い出が、きっと甦ってくることでしょう。
それはさておき、『金田一少年の事件簿』新作の原稿、インプレッション。
いい出来です、はっきりいって。
ありがとう、さとうさん!
時間はかかったようですが、それだけのものを描いてくれました。
原稿のネームもほとんどいじるところがなく、完成度の高さは折り紙つきです。
このペースで最後までいけたら、と思います。
ネームチェックで思い出すのは、首吊り学園殺人事件ですね。
第一話のオペラ座館殺人事件も、絵コンテ(ネームと呼びます)の段階から徹底的にさとうさんと編集スタッフと私で叩いて叩いて、もうほとんど初稿の原型を留めないまでに、練り込んだ記憶がありますし、この作品は現実には連載開始当初から進行がきつく、もう『学園七不思議』くらいから、トリックの解説まではさすがに当初のプロット通りにいくとして、解決編の後半、オチや動機部分については、私が事前に作ってさとうさんに渡した通しのプロットをもとに現場で打ち合わせして、セリフもその場でアドリブで私が作りさとうさんが叩いてネームにしてきたのを、またさらに練り込んでいくような、綱渡りの制作だったのです。
この首吊り学園の解決編は、その中でも特に修正を重ねて、絵コンテ、原稿のネームチェックでガチガチに叩いたおぽえがあります。というのは、前半戦でトリックに凝りすぎて、ちょっと難しくなってしまったせいか、人気が落ちてしまったんです。といっても、最悪で3〜4位くらいだったとは思いますが、当時の金田一少年の勢いからすると、危機感を覚えるには充分でした。そこで私、「この最終話でとりかえしてトップに返り咲く!」と宣言し、完成原稿としての原作を用いずに、さとうさんと編集と私で、数時間にわたって打ち合わせして、ともかく読者に感動を、ということでセリフ修正は校了時にまで及びました。
そして、めでたくトップ返り咲きを果たしたのを、今も覚えております。
トマちゃん、覚えてる? 懐かしいね。コメントよろしく(笑)。
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