『東京ゲンジ物語』の反応
『東京ゲンジ物語』が発売になり、読者のみなさんや、いろんな読み巧者の編集の方たちから感想メールが舞い込んできています。
概ね、好評です。よかった(ホッ……)。
こういう比較的若い読者向けの小説は、内容そのものよりいかに書くかが難しい問題なので、すこしドキドキしていました。
映像喚起能力の高い読者だと仮定して、しつこい状況の描写は避けつつ印象に残る書き方ができないものかと模索しながらの執筆でした。
もちろん、漫画の読者も意識しなくてはなりません。
気張らず普通に書いている幻冬舎パピルスの連載『ビット・トレーダー』よりも、こっちのほうがしんどかったですね。内容は大人の読者を想定している『ビット』のほうが凝っていて、頑張ってますねと言われるのですが、ワン・クッションおいて書かないとならない『ゲンジ』のような作品のほうが、実は私としては大変でした。
読まれたみなさん、いかがだったでしょうか。もっとたくさんの感想、お待ちしております。
さて、今日もいろいろ仕事がたまっていて忙しいのですが、『金田一少年』の連載については、ひとこと言っておかないとですよね、やっぱり。
原作サイドは解答編がどこから始まるかで多少変更がありました。『謎はすべて解けた』の次の回、『犯人はこの中にいる』が問題編になりそうで、そうなると今、7割くらいまで書いている12話が、解答編一話目ということになるでしょう。でも、謎の一部は11話で明かされます。
そろそろ、大きなトリックに気づいておられる方も出始めているころでしょうけど、なるべく自分で考えてくださいね。そのほうが、ぜったいに楽しめますから、ミステリというのは。
では、真相当てクイズも、もちろんありますから、たくさんのご応募お待ちしています。
★サプライズ情報の暗号クイズは↓
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★特報★
5月23日火曜日、ウェブで発表した『ゲンジ物語』をもとに大幅改稿し、エピローグを書き足したミステリ小説、
『東京ゲンジ物語』が発売になりました!
連作短編ですが、まとまって一つの長編小説にもなっています。
実験的なことをいろいろとやった作品で、意外性と幻想性にこだわって書きました。
幻冬舎のパピルスで連載している『ビット・トレーダー』や、金田一少年のノベルスシリーズとは、また違った印象のミステリサスペンスに仕上がったと思います。
ぜひご一読ください。そして、読まれた方は、メールで感想もいただきたいです。
↓ こんな表紙です。
イラストは『多重人格探偵サイコ』の田島昭宇先生の力作。この表紙には、ちょっとした仕掛けがあります。書店で手にとっていただくとわかるはずです。
内容については、こちらをごらんください。講談社のホームページです。
書籍カテゴリのトップに載せてもらってます ( 感謝!)
↓
http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/genji/
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- 作者: 天樹征丸,田島昭宇
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★読者のみなさんからのメール、お待ちしています。『金田一少年』『探偵学園Q』『東京ゲンジ物語』などの感想もぜひ!
お返事は余裕のあるときにしか出せません、ゴメンナサイ。
でも、ぜったいに読んでいます。それはお約束できます。
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