危なかった……
本当に心の底から肝を冷やしました。
『金田一少年の事件簿』です。『獄門塾殺人事件』のことです。
作品の根幹に関わるミスを犯すところでした。
校了直前まで、誰も気づかずスルー。
私も編集もさとうさんも、誰ひとり気づかないまま、作中のトリックに引っかかったかのように……。
「あっ!」……と声をあげましたよ、思わず。
トマちゃんも、「あっ!」
みんなみんな、「あっ!」
一瞬、真っ青です。
「どうしよう……」
しかし、そこからが私の本領発揮。
後付けキングと、某作品では異名(?)をとった私の危機管理能力が、フル回転して、その場ですべてフォローし、事なきを得ました。てか、かえって面白くなったんじゃないかな。
ケガの巧妙……なんでしょうか。ははは。
あとのネームをやりなおし、原作も大幅修正することになりましたが、ともかく、ホッとしましたよ。
読者のみなさんには、こういう苦労がどこでどんなふうに成されているのかはわからないと思うし、そのほうがいいんですが、いやー、ホント、大変なんです。
みなさん、もしミステリを読んでいて、明らかなミスに気づいても、温かい目でみてあげてくださいね。
『サプライズ情報』の公開が解禁になる日が近づいております。
お見逃しなく!
↓の暗号を解読すれば、すぐにわかりますよ。
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★特報★
5月23日火曜日、ウェブで発表した『ゲンジ物語』をもとに大幅改稿し、エピローグを書き足したミステリ小説、
『東京ゲンジ物語』が発売中です!
連作短編ですが、まとまって一つの長編小説にもなっています。
実験的なことをいろいろとやった作品で、意外性と幻想性にこだわって書きました。
幻冬舎のパピルスで連載している『ビット・トレーダー』や、金田一少年のノベルスシリーズとは、また違った印象のミステリサスペンスに仕上がったと思います。
ぜひご一読ください。そして、読まれた方は、メールで感想もいただきたいです。
↓ こんな表紙です。
イラストは『多重人格探偵サイコ』の田島昭宇先生の力作。この表紙には、ちょっとした仕掛けがあります。書店で手にとっていただくとわかるはずです。
内容については、こちらをごらんください。講談社のホームページです。
書籍カテゴリのトップに載せてもらってます ( 感謝!)
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