今日はサッカーをやって、足が痛いです

久々に走ったら、モモがピキッ……(汗)。
でも、気持ちよかったなぁ。
緑がまぶしいピッチの上だと、転ぶのが怖くないっス。
また、ぜひ参加しよう。


それはさておき、『上海魚人伝説』裏話、ということで。


たしか1996年の夏だったと思います。
それは日本テレビの敏腕女性プロデューサーHさんからの電話で始まりました。
「あのさ、実はふっと思い浮かんじゃったんだよね。剛(堂本剛)がさ、ローラーブレードで、上海の街を疾走する絵なんだ。そういうシーンの描ける『金田一少年』の原作、書いてもらえないかな?」
 彼女の話は、いつも急です。(今も)
「原作って、ノベルスってこと?」
「そうなるね」
「面白そうな話ではあるなぁ」
 あのドラマが映画になる。しかも、上海を舞台に。
 メディアミックスの好きな私にとって、なかなかに魅力的な話でした。
「……いいよ、やってみる。で、いつくらいまでにプロットをあげればいいのかな?」
「遅くとも今月いっぱい」
「……ハ?」
 8月の話で、電話を受けたのはすでにお盆のころ。無茶苦茶なスケジュールでした。しかし、それをもって、すぐに上海に飛んで、撮影許可をとって話を進めたいという彼女の意思はかたく、けっきょく私は夏休みを半ば返上し、映画原作のストーリー作りをはじめることになったのです。
 ところが……。
 それは私にとってもHさんにとっても、トラブルの連続となる長い戦いの始まりだったのでした。



                  (つづく)


関連サイト

 http://d.hatena.ne.jp/agitadashi/


金田一少年の事件簿 上海魚人伝説殺人事件   マガジンノベルス

金田一少年の事件簿 上海魚人伝説殺人事件 マガジンノベルス